大曲市が2001年8月から通年運行している循環バスの利用者は1便平均10.6人と、事業開始前の予想を上回る好調ぶり。不特定多数の住民を対象に市街地で運行するコミュニティーバスの本格導入は、県内の自治体では同市が初めて。市は、新年度も事業を継続します。
昨年8、9月の2カ月間実施した利用者調査によると、利用者4345人のうち、女性が3373人で全体の77.6%。年代別では65歳以上の高齢者が2249人と半数を上回り、交通弱者の福祉対策という当初の目的が達成されています。
循環バスは37人乗りのノーステップ低床バス。コースはJR大曲駅前のバスターミナルを発着点に、中心商店街や市役所、警察署など市内25カ所を巡回する1周約8.5キロ。一律100円の運賃(未就学児童は無料)で、ターミナル発午前9時から午後4時までの1時間おきの運行しています。
(1月10日/秋田魁新報より) |