女性の多様な生き方をITを活用して支援しようと、秋田市の「あきたITこまちネットワーク」が活動を続けています。
2003年4月には、インターネットで地元の生活情報関連サイトにつながるポータルサイトを開設予定。将来的には、ネット上で会員制の情報交換や起業支援などを行うことを目標にしています。
「こまちネット」のメンバーは県内の20代後半〜40歳の会社員やパート、主婦ら女性8人。うち7人が子育て中。「子育てと仕事の両立が難しく、女性の生き方の選択肢が狭まっていると感じたことが設立のきっかけ」と、事務局を務める公立美術工芸短大助手の菅原香織さん。育児で家から出にくい女性でも、ITを使うことで自宅でも仕事や社会参加ができる仕組み作りを目標にしています。
まずは、県内の女性向けのポータルサイトを作り、アクセスすることで健康や育児、教育などに関する地元の生活情報を利用しやすくします。また、あいた細切れの時間を利用できるネットの利点に着目。育児中の母親らでも、ネットワークを作り業務を分担することで、在宅のまま仕事を行うことの支援もしていく予定。「人生の選択肢を広げてくれるITを、女性が十分に活用できるように支援してきたい」。
1月26日午後1時からアトリオンで「女性の起業とインターネット活用セミナー」を開催。入場無料。
問い合わせは事務局(電話・ファクス018-824-3588)へ。
(1月10日/朝日新聞より) |