大曲市の花館小学校(後藤泰隆校長)で手話サークルが発足し、月に1度の活動が続いています。
きっかけをつくったのは、聴覚に障害のある4年生のA君。担任の教諭が「周りの子供たちにも手話の輪を広げたい」と提案すると、「手話を覚えたい」「もっとA君と話したい」という同級生や先生たちが集まって活動が始まりました。
活動は放課後の約1時間、校外から講師を招いて行われます。結成を呼びかけたのはA君の個別指導を担当している築地慶子教諭。2学期からA君が本格的に手話を学び始めたこともあり、「私とA君の間だけでなく、周りの子供や先生たちにも手話の輪を広げたかった」と話します。
「身ぶりで自然にA君とやりとりする子もいるが、手話を使うことで新たな世界が広がるのでは」。
(11月29日/秋田魁新報より) |