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(音楽療法)
秋田県音楽療法研究会一般公開
 昔懐かしい童謡を歌ったり、リズムをとったり、音楽に合わせて体を動かしたりしているうちに、楽しくなったり、気持ちが和らいだり、心癒される不思議な感覚…それが、「音楽療法」。精神の安定やリフレッシュだけでなく痴ほう症や心身障害、ヘルスケアなどにも効果があるといわれ最近注目を集めるなか、設立から3年目を迎えた秋田県音楽療法研究会は9月22日、秋田県児童会館で「音楽で癒される、こころとからだ」と題した公開講座を開きました。

 講座ではまず、日本ミュージックケア協会の宮本啓子さんが「だれでも どこでも いつでも楽しめる音楽療法」と題して講演。「音楽療法では相手のテンポと気分に合った曲をつかむことが大切。リズムをつかむことでその人に合った音楽で心を開放し、癒していく」と解説。音楽の特性を生かして心身に快い刺激を与え、対人的な関係の質を向上させて情緒の回復や安定を図ること、運動感覚や知的機能の改善をも促して生活に好ましい変化を与えることなどを話し、その後実演に移りました。

 実演ではリズムに合わせて頭や肩、お腹、お尻などを手で叩くことからスタート。次はリズミカルな「ハンガリー舞曲第5番」に合わせて新聞紙を切ったり、くちゃくちゃにしたり、放り投げたり。参加者は宮本さんのリズムに合わせて思い思いに音を鳴らして体を動かし、会場全体が楽しく、和やかな一体感に包まれました。

 宮本さんは「どんな人もひとりの人間として大切にされるべき。大事な大事な人と思って相手に笑顔で接しながら、音楽を使ってコミュニケーションをとってください」と話して講演を終えました。



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