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(外国人)
外国人の母親へ絵本の朗読テープ作成
能代北高校
 能代北高校の生徒15人が、能代市内で日本語を学んでいる外国人の母親たちのために、絵本の読み聞かせのお手本となるテープを作成しました。

 乳幼児の子育てをしながら日本語を勉強している外国人の母親たちにとって、「ひらがなを覚えても、わが子にうまく絵本を読み聞かせてあげられない」というのが共通の悩み。能代市で日本語教室を主宰する北川裕子さんが生徒から相談を受け、同校に協力を依頼しました。生徒たちは「正しい発音でゆっくり読むのはもちろん、読み聞かせの対象は子供なので、聞いていて飽きないメリハリのある読み方を心がけた」と話しています。

 完成したテープは母親たちに配られ、各自で練習を始めます。北川さんは「絵本はほとんどひらがなで書かれているとはいえ、感情を込めてスムーズに読むことは、ひらがなを覚えたばかりの外国人にとって至難の業。テープはお手本になるだけでなく、これから日本語を勉強していく上でいい刺激になるはず」と話しています。

(9月12日/秋田魁新報より)



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