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(自立支援)
秋田市が在宅の精神障害者を支援
 秋田市は来年度、在宅の精神障害者の自立を支援する通所型の小規模作業所を設置。11月に福祉複合施設(秋田市泉)がオープンするのに伴って空き家となる秋田市南浜福祉授産所(新屋南浜町)の建物を活用し、運営は民間に委託します。

 委託先は、市内で唯一、精神障害者向け小規模作業所を設置している「秋田けやき会」(中沢秋一会長、約80人)。
 定員は20人程度で、職員は指導員ら5人と嘱託医1人。医師と相談しながら一人ひとりの状態に応じたメニューを作成し、日常の生活訓練のほか、菓子箱の組み立てなど軽作業を通して社会的な自立を目指します。

 精神障害者の福祉施策は、他の障害者施設に比べて整備が立ち遅れているのが現状。精神障害者向け通所作業所は全国で1,740カ所で、知的障害者向け、身体障害者向けそれぞれの作業所に比べ3分の1程度。県内には12カ所で、知的障害者向け小規模作業所の半分。秋田市内には、老人福祉センター内にある秋田けやき会運営の「のぞみ共同作業所」1カ所のみ。他に通所型の法定授産施設が1カ所あります。(8月16日/秋田魁新聞より)




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