阿仁町の秋田内陸線・荒瀬駅(無人駅)出入り口に、手すり付きの「らくらくスロープ」が完成しました。
これは、荒瀬自治会が高齢者らに楽に駅を利用してもらおうと設置。首都圏に住む集落出身者からの寄付を建設資金に充て、地元住民が労力奉仕で仕上げました。
荒瀬駅のホームは地面から約2.5mの高さにあり、これまでホームへの行き来は階段を使っていました。しかし傾斜が急なうえ一段一段の幅が狭いため、特に高齢者に大きな負担がかかっていました。
完成したスロープは道路とホームを直接つなぐものでコンクリート製、長さ約15mの「く」の字形。両側に金属製の手すりが取り付けられ、住民からは「上り下りが楽になった」と好評です。
(7月10日/秋田魁新聞より) |