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点字図書館ってどんなところ?
■図書の貸し出し
点字図書館では図書の貸し出しをおこなっています。

図書には、点訳された点字図書、カセットテープに録音された録音図書、カセットテープをCDに編集したデイジー図書の3種類があります。これらの図書をお問い合わせによって郵便などで貸し出します。郵送料は無料です。
写真1 写真2
(写真1の説明)
利用者ごとにカードがあります。図書を専用のバッグに入れ、カードを付けて郵送します。返却のときはカードを裏返して送り返します。
(写真2の説明)
柳美里(ユウ・ミリ)著『命』は、点字図書(6冊)、録音図書(カセットテープ7個)、デイジー図書(CD1枚)に訳されたものを貸し出しています。


■図書の製作
県点字図書館を支えているのは、県内に住む約260人のボランティアです。

所蔵されている図書のうち約半数は、ボランティアがパソコンを使って点訳したりスタジオで音訳したものです。利用者から「この本を読みたい」という希望があれば、1冊をだいたい3〜4カ月かけて原本から点訳・音訳します。

【図書製作ボランティア】
1.点訳ボランティア
活字図書を点字に直すボランティア。
2.音訳ボランティア
活字図書を音訳(音声化)録音するボランティア。
3.校正ボランティア
点訳・音訳されたものを校正し原文と照合するボランティア。
4.作業ボランティア
点訳されたものを製本したり、テープをコピーするボランティア。
5.デイジー図書編集ボランティア
テープ録音図書をCDに編集したデイジー図書を作るボランティア。

写真 (写真の説明)
活字図書を音訳(音声化)する音訳ボランティア。図書館内にはスタジオが6つあり、連日満室になるほどボランティア活動が活発におこなわれています。


■図書を製作するボランティアの育成
図書製作ボランティアには専門的な知識が要求されます。

そのため、養成講座をおこなうなどしてボランティアを育成し、点字・録音図書の製作やデイジー図書の編集、製本、コピーなどの活動をしていただきます。


■情報提供・支援
県点字図書館ではさまざまなサービスをおこなっています。電話やファクス、パソコン、手紙などでお気軽にお問い合わせください。

1.プライベートサービス
電化製品の取り扱い説明書など日常生活に必要な資料を点訳・音訳します。
2.JB(点字情報・音声情報)ニュースサービス
毎日のニュースを点字でお届けしたり、電話で聞くこともできます。
電話018-880-2717
3.テーププリントサービス
蔵書や資料などをコピーします。
4.レファレンスサービス
言葉の意味や地名などを調べてお答えします。
5.デイジー図書読書機の貸し出し
デイジー図書は一般のCDプレーヤーで聞くことができないので専用の読書機が必要です。
6.その他
点字図書館にある対面読書室や拡大読書機、視覚障害者用パソコンを自由に利用できます。ご希望の場合は前もってご連絡ください。

写真1 写真2
(写真1の説明)
拡大読書機
(写真2の説明)
視覚障害者用パソコン



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