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「バリアフリー化を進めたい」
 〜ふれあい学校訪問や行政への呼びかけを積極的におこなう〜
「車いす連合会」の阿部 秀一さん(69才)
「秋田県車いす連合会」は1989年に発足。私は1991年に交通事故に遭い、脊椎損傷で車いす生活を送ることになり翌年4月に入会、1998年から事務局長を務めています。

県北、中央、県南の3支部があり、会員は車いす生活者や寝たきりの人、健常者からなる賛助会員など約200人。支部ごとに親睦会やレクリエーション、運動会などを開き、身体障害者の生活の支援、向上に努めています。

若者にも福祉に関心を持ってもらおうと、2001年から「ふれあい学校訪問」を始めました。

小中学校を訪れ、児童、生徒らに車いすの操作を体験してもらったり、車いす生活の実態などについて講演をおこなっています。訪問先の学校でバリアフリー化が進んでいない場合は、学校側にも施設の改善などを要望。学校側から依頼があればいつでも訪問します。

バリアフリー化を進めることは、障害者のみならず、高齢者はもちろん健常者にとっても有益なもの。

車いす専用の駐車場に健常者が駐車しないよう条例の制定を求めたり、生活空間のバリアフリー化に向けて様々な視点から行政に呼びかけていきたいと思います。
(6月20日/読売新聞秋田版より)



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