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右脚義足の赤ちゃんキリン「たいよう」
どうぞやすらかに…
3月に右脚を骨折、傷口の壊死を防ぐために右前脚を切断する手術をし、義足をしながらも懸命に生き続けてきた秋田市大森山動物園の赤ちゃんキリン「たいよう」(雄)が6月18日に亡くなりました。

この日、たいようは麻酔を受け、切断した右前脚の傷口を確認したあと、義肢メーカーに製作してもらう予定の義足の型取りをし、動物園が作った義足を装着。たいようは麻酔から目を覚まして間もなく立ち上がりましたが倒れ込み、再度麻酔をして義足を着け直しました。麻酔から覚めたたいようは、何度も立とうと頑張りましたが再び立ち上がることができず、最後はキリン舎の真ん中で静かに息を引き取りました。

懸命に生きたたいようには、全国からたくさんの励ましの手紙などが送られ、天国に旅立ったあとも大勢の人が訪れてめい福を祈りました。
備え付けの記帳ノートには「天国で元気に走り回ってね」「また会える日を楽しみにしていたので、残念です」など死を悼むメッセージが書き込まれています。
(6月19・20日/秋田魁新聞より)



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