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第1回 『さりげなく光っておしゃれ!』
カシミヤピカットコート他 (株)縫工 
 今月からシリーズであきた発ユニバーサルデザインに関わるプロダクトや活動についてレポートしていきます。

 第1回目は、(株)縫工による「光る商品」展開のご紹介です。縫工では、平成9年に秋田公立美術工芸短期大学の学生が「交通事故にも遭いにくい高齢者向けの衣服」を卒業制作テーマに取り上げたことがきっかけとなり、その成果を同大学研究グループと共に引き継ぎ、商品化に結びつけました。名付けてピカットコート。白いステッチとなる反射材を衣服に組み込むことで、自動車のライトを照り返すなど、夜間の視認性を向上させ、着用時の安全性を高める上に、着用者の年齢を選ばない洗練されたデザインが特徴です。

 1999年度にはグッドデザイン賞(日本産業デザイン振興会主催)も受賞しています。

 その後も、縫工ではhotaruブランドとして積極的に「光る商品」展開を継続、去る平成15年6月5日に開催されました第5回北都ビジネスサポートプラザ(秋田県内企業115社が出展)では、新たに、「さりげなく光る衣類」として、プリントTシャツを発表しています。

 Tシャツのプリント素材に反射材の粒子を配合することにより、一見ふつうのプリントTシャツにしか見えず、自動車のライトなどに照らされるとプリント面全体が強く反射し、そこに人がいることをドライバーに知らせ、接触事故などの危険を回避できるという優れものです。

 安価であり、かつ、より幅広い年齢層にも着てもらえることで、多くの人々にとって夕刻や夜間の自動車事故から身を守る衣類の定着化が期待できます。

カシミヤピカットコートの写真
プリントTシャツ。ライトに照らされると光ります。





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