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秋田県内の特殊教育学校や特殊学級に通う児童生徒の作品を集めた「秋田県特殊教育学校合同美術展」が
1月11〜13の3日間、
秋田市千秋明徳町の秋田県立美術館で開かれました。

この合同美術展は、障害をもった児童、生徒の芸術活動の機会を増やし、才能を育て、社会参加や自己表現の意欲向上を図ろうと県教育委員会が主催。
 会場いっぱいに並べられた作品は、盲学校、聾学校、養護学校などに通う児童生徒の絵画、書道、工芸、造形など488点。カラフルな水彩画や油彩画、動物の陶器、松ぼっくりや落ち葉を組み合わせたオブジェなど、力強さと繊細さを合わせもった力作が会場を彩りました。

 会場で感じたのは、ひとりひとりの「個性」や「感性」、「可能性」。学校の美術の時間のなかで制作されたからか、少し、おとなしさや、枠にとらわれた感じも受けたのですが、作り手の感情がひとつひとつの作品から体にじかに伝わってきました。

 今回の美術展は、障害の種別や学校の枠を超えたものとしては県内で初めてとのこと。作品を発表する場や、自分が表現したものを見てもらえる機会がたくさんあれば、可能性は今後さらに生きていくのではないか。そんなことを思いながら、表現力豊かな平面と立体の作品のなかを楽しく歩いた雪の日でした。

(T.S)





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