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(自助具)
車いすの耐久性に注意
 国内で販売されている車いす6種類について、国民生活センターがこのほど安全性をテストしたところ、このうち5種類の耐久性が不十分だという結果が出ました。乗り降りの時に体が触れると駐車ブレーキが解除されることもあるなど使い勝手の悪い製品もみつかり、同センターは業界団体に安全性向上を要望しました。

 同センターによると、「車いすでけがをした」という苦情は11年間で計81件。原因は、立ち上がったり、ベッドに移ろうとしたりする時に「バランスを崩した」が16件、フレームが折れたりする「不具合」が12件など。けがの程度は「擦り傷や打撲」が最も多かったが、「骨折」などの大けがも。

 こうした苦情を受け、大手3社の自走用手動車いす(折り畳み機能付き)6種類を選んで安全性や使い勝手を調査。

 耐久性テストでは、日本工業規格(JIS)に基づき、車いすに100キロのおもりを載せ、段差(1・2センチ)のある円筒の上を157キロ走らせる方法を採用。形状が試験装置に適合せずテストできなかった1台を除き、5種類全部で何らかの不具合が生じました。

 使い勝手の面では、乗降時に体が触れると駐車ブレーキが解除される、タイヤの空気圧が下がると駐車ブレーキが利かなくなる、線路に対して直角になるように踏切を渡っても前輪が溝に落ち込むなどの危険性があることも判明。

 こうした結果を踏まえ、国民生活センターは「駐車ブレーキが簡単に解除されない構造の車いすを選ぶ」「タイヤの空気圧などの日常点検を必ず行う」などに注意するよう呼びかけています。

(10月17日/読売新聞より)


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