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(自助具)
視覚障害者用に「実用化辞典」が完成
 強度の弱視である東京都立久我山盲学校教諭の岡村晴朗さん(51)が、点字の「漢字実用化辞典」全11巻を4年がかりで完成させました。

 コンピューターが普及し、視覚障害者も音声ソフトなどの利用で漢字仮名交じり文を「読み書き」できるようになりました。しかし点字は仮名が基本。視覚障害者が漢字を使いこなすのは容易ではありませんでした。この辞典は、視覚障害者のより広い社会参加への道を開くことになりそうです。

 岡村さんは、公務員試験や養護学校・盲学校での教諭経験から漢字の必要性を痛感。「意味や使い方をさっと調べることができる辞書があれば、私が助かる」と、4年前から辞書作りを始めました。

 約2万2000の見出し語について、見出し語、意味、六点漢字を1行にまとめ、意味は15、16字の仮名点字で説明しました。

 辞典は点字出版社「桜雲会」(電話03-5337-7866)が110周年記念事業として出版。一般価格は4万9,500円だが、身体障害者手帳を持つ人が福祉事務所などに申請すれば9,900円で買うことが可能。同会は全国76校の盲学校に同辞典を寄贈する予定。

 岡村さんは「盲学校でも今後は漢字教育がさらに重要になる。子供たちが将来、健常者とともに働く際に困らないよう、ぜひこの辞書を役立ててほしい」と話しています。
(8月3日/毎日介護ニュースより)


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