国道7号本荘市石脇地区(片側一車線、延長2.4キロ)の景観向上・バリアフリー化等を話し合う座談会(座長・折田秋田高専教授)がこのほど、本荘市の大沢川排水機場(ポンパル)で開かれ、市民ら8人が出席した。
前回の意見や同事務所が実施した住民アンケートを基に、整備方針案をまとめた。
整備方針案の主な内容は次のとおり。
- バリアフリー化・休憩施設の設置による歩道の整備
- 空間配分の見直し 歩道拡幅・植樹
- 眺望に配慮した広告看板の設置
このうち空間配分の見直しは、平均で片側6メートルある車道幅員(路肩含む)を5メートルに狭め、その分歩道を拡幅するもの。
車道幅は5メートルに狭めても、停車中の大型車の脇を乗用車が通過できる広さがあり、国の整備基準(片側4.25メートル)を上回っている。
一方、歩道の拡幅分1メートルは、連続する植樹帯として利用し、指摘のあった石脇山ノ神の旧国道三差路から石脇田頭の本荘大橋までの殺風景さを改善する内容となっている。
本会は市民の声を国道整備に生かそうと、国土交通省秋田河川国道事務所が、ことし八月に第1回を開催。
来年1月には第3回座談会が開かれ、植樹帯の樹種や歩道の舗装色など細部をまとめ、同事務所に提言する予定。今後の整備に反映される。
(2004年12月4日 秋田魁新報より)
|