障害の有無にかかわらず楽しめるスポーツ「ボッチャ」の初の県大会がこのほど、秋田市の県勤労身体障害者スポーツセンターで開かれ、市内の養護学校の生徒や、ボッチャ愛好者によって構成された12チーム36人が参加した。
ボッチャは1992年のバルセロナパラリンピックから、公式競技に採用された競技。縦12.5メートル、横6メートルのコートの中に標的(ジャックボール)を転がし、これにチームのボール(6球)をなるべく近づけて得点を競う。試合は2チームで行う。
ゆっくり投げたボールを標的(ジャックボール)に近づけたり、強めの投球で相手チームのボールをコートの外に出したりと、戦況に応じて作戦を変えながら攻撃。一球ごとに周囲から歓声や拍手が起こった。
主催のあきたランドアート協議会の落合副会長は「今後は年一回くらいずつ大会を開きたい」と話す。県内では、同協議会が5年前から養護学校や障害者福祉施設でボッチャの普及活動を続けている。
(2004年11月28日 秋田魁新報より)
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