あきたバリアフリータウントップへ  

> トップページ > 秋田県内の話題のバックナンバー一覧 > 2004年のバックナンバー > 秋田の話題の詳細



(自立支援)
障害者支援フォーラム

障害児・者が地域で生活し、自立するための支援策や課題を考えるフォーラムがこのほど湯沢市で行われ、約90人が参加した。このフォーラムは、「障害者の地域生活支援を考える」をテーマに、雄勝町の身体障害者養護施設「愛光園」(平塚施設長)が「オートレース公益資金」援助を受け開催した。

文教大人間科学部の秋山専任講師が記念講演し、「行政はカネがない。知恵を出し、民間の力を統合していくことが大事だが、秋田はそこが弱い」と指摘。

秋田桂城短期大の柴田教授は「大阪では障害者団体が全面に出て府立高校に障害者が通っている。秋田ではなぜ、地域の学校に行けないのか。社会の情報量が少ない。」とコメントした。

障害をもつ参加者らは「声を出していく事が必要。障害者にとって(福祉サービス)選択肢がいっぱいある社会になってほしい」、「点字は独学で6年かかった。読む、移動などが大変だが、家族の支えでなんとか頑張っている」等と体験を交えて話した。

障害児を抱え、自力で地域生活支援施設を開いたある参加者(十文字町)は「頼りたくても、頼れる所がすぐに見つからない。地域が閉鎖的だ。平等に生まれた子を、平等に育てる社会であってほしい。」と語った。

皆瀬村住民生活課の佐藤課長補佐は「求めたい時、求める施設がすぐに見つからない現状を行政だどうイメージするか(が重要)。安定して提供できるサービスを考える必要がある。」と行政の立場から、報告した。

(2004年11月6日 毎日新聞より)




トップページへ戻る