知的障害のある人たちの社会参加を呼びかけようと、NPO法人
「スペシャル・オリンピックス日本」(本部・熊本市)はこのほど、秋田市文化会館で競技やボランティア活動への参加を訴えるドキュメンタリー映画「able(えいぶる)」の上映会を開きました。
約2400人が鑑賞しました。
映画「able」
は、ダウン症の19歳の少年と、自閉症の17歳の少年が主人公。アメリカでホームステイしながらバスケットボールやテニスなどに挑戦し、滞在先の人々と交流を深めていく、というものです。
上映後には映画の中でダウン症の少年として登場した高橋元さん(京都府出身)の母親の高橋ジュンさんが講演。撮影期間の3ヶ月間、子供から離れたことで子供を客観的に見ることができるようになった経験を紹介しながら「スポーツ活動の場など、社会参加への輪は広がりつつある」などと話しました。
スペシャル・オリンピックスは知的障害のある人たちのスポーツ活動を、日常的なトレーニングから世界大会まで幅広くサポートする組織です。1963年にアメリカで生まれ、日本国内の本部は1994年に発足しました。
競技への参加と、ボランティア活動の参加の問い合わせは 秋田県障害者スポーツ協会(電話
018-864-2750)まで
(8月12日 秋田魁新報より)
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