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(福祉) 
家庭同様のくつろぎを
大館市に有料ホーム今秋オープン 賃貸方式の住宅型

 大館市の中心部に2004年秋、住宅型有料老人ホームがオープンします。市内で在宅介護支援事業を手掛ける株式会社タクト(佐藤義雄代表取締役、大館市御成町2丁目)が建設、運営。寝たきりなど要介護度の高いお年寄りも入居可能で、民間の施設としては県内2番目となります。

 ホームの名称は「ふれあいの里ありうら」。大館市御成町の商店街から徒歩で約10分弱の有浦1丁目に開設します。鉄筋コンクリート一部3階建てで、延べ床面積は1650平方メートル。今年3月に着工、9月1日のオープンを目指しています。

 居室は全て個室で、1、2階合わせて41室。一部屋の広さは畳11畳ほどになります。 ベットやクロゼット、トイレ・洗面台などが備え付けられています。1階の居室(19室)は障害者用の電動ベットになります

 秋田市に昨年オープンした有料老人ホームが「介護付き」なのに対し、「ありうら」は、マンションなどと同様、賃貸方式の「住宅型」。

介護が必要になった場合、家庭にいるのと同じように訪問介護などの介護保険の在宅サービスを受けることが出来ます。

 スタッフは26人を予定し、24時間態勢を敷きます。急病などに備え、近くの病院と提携しています。入居費は家賃・食費・管理費を含め総額で月に12万5000円です。敷金は入居費総額の2ヶ月分の25万円となります。

 ホームの設置主体となるタクトの主力業務はビル清掃メンテナンス。人材派遣や環境事業など幅広く事業展開しており、平成11年に在宅介護や入浴サービス、福祉用具のレンタルなどを行う福祉事業部を立ち上げました。

 同社の佐藤代表取締役は「福祉事業を通じて老人介護の実態の厳しさを肌で知った。こうしたホームがあれば入りたいと思うお年寄りも多く、建設に踏み切った」と話しています。

(8月2日 秋田魁新報より)




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