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(福祉)
サービスの担い手へ
勉強会「福祉のまちづくり」代表
奈良克久(ならかつひさ)さん語る

「これまで障害者は行政にお願いするばかりだった。でも、これからは発想を転換し、福祉サービスの受け手から担い手に代わることが必要だと考えた。」

 そんな思いから、障害者自らが提供できるサービスを検討するための勉強会「福祉のまちづくり」をたちあげ、代表に就いたのが奈良克久さん(45)。
6月11日に大曲市内で開いた初会合には大曲仙北地域の障害者や家族、福祉施設の職員など関係者約50人が参加しました。

 奈良さん自身も生まれつき下肢に障害のある身体障害者。本職は家庭教師ですが、4月からは障害者にカウンセリングを行う「ピアカウンセラー」もつとめています。その活動の中で、雇用の場の不足などを改めて強く感じ、勉強会をつくることを決意したそうです。

 勉強会では実現できそうな事業をまとめた計画書を8月中に作成し、その後NPO法人を立ち上げ実際に事業展開していく予定で、配食サービスや移動介助サービスを想定しています。

 「夢物語といわれるかもしれないが、参加者と知恵を出し合い、なんとか成功させたい」

 (7月4日/秋田魁新報 「この人と立ち話」より)




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