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(福祉)
障害者支える言語聴覚士
待望の県委員会を設立

言葉や聴覚に障害のある人たちの言語機能回復や機能維持のために訓練や指導を行う言語聴覚士の県協会設立総会が6月5日、秋田市の秋田ビューホテルで開かれました。

 県内の医療、教育、保健機関などから関係者約50人が出席。会則承認や正・副会長選出などが行われました。 会長には県立リハビリテーション・精神医療センターで言語聴覚士をつとめる中野明子さん、副会長には秋田大学教育文化学部の武田篤助教授を選びました。 事務局は秋田市新屋のグリーンローズ・オリブ園内に置きます。

 中野会長は「年月はかかったが、会員のおかげで待望の県協会を立ち上げることができた。これからが始まり。コミュニケーションに苦しむ人たちのためにも頑張り、会を発展させていこう」と挨拶し、会員の自己紹介などを行いました。

 初年度となる2004年度のメイン行事は9月11日に秋田市の秋田拠点センター・アルヴェで行う記念講演会で、日本言語聴覚士協会(東京)の藤田郁代会長を招待する予定です。

 脳硬塞の後遺症による失語症、口頭がん手術による障害、補聴器の調整など幅広い症状に対応する言語聴覚士は近年、理学療法士や作業療法士などと同様に、リハビリテーション医療を支える柱となっています。平成9年に国家資格となり、平成12年には日本協会が設立されました。

 県協会によると、国家資格取得者は現在、国内に約9000人、県内の有資格者は45人(6月5日現在)ということです。

(6月6日 秋田魁新報)




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