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(まちづくり)
バリアフリ−トイレを備えた交流施設               「まるごと自然館」 開設 <東成瀬村         

 東成瀬村の国道342号沿いに今春、栗駒山(1627メートル)一帯の自然を各種標本や写真などで紹介し、それをきずなに都市住民との交流を図る「まるごと自然館」(佐々木勲館長)が開設されました。01年3月閉校の旧椿川小校舎を総事業費1億408万円で改修。単独立村の道を選択した村は、同館を新たなシンボルとする考えです

 公民館を併設した同館は、国補助の03年度「地域間交流施設整備事業」で整備した。国道は一部区間が冬季閉鎖となるが、同館は冬期間も利用できる。村教委の話では、同事業で認可を受けたのは全国10件で、県内では東成瀬村だけといいます

 鉄筋コンクリート2階建て、総面積1306平方メートル。1階は体験学習室や交流室、インターネットによる情報発信コーナー、2階は展示室、資料室、作業室、休憩室など。障害者のため、車椅子用トイレも設けています
展示されているのはチョウやトンボなど昆虫、野鳥、陸貝、キノコ、山野草などで、成田弘さん(増田町)、上遠野栄之助さん(湯沢市)、半田克二郎さん(東成瀬村)ら村内外の専門家がそれぞれの分野を担当した。

 カミキリムシ科のヨコヤマヒゲナガカマキリ、ツツジ科のヤチツツジなど村固有の貴重種も多く、柴田喜久子・活動指導員は「順次、模様替えし、さらに充実させたい」と話しています

問い合わせ電話 0182-47-2362

毎日新聞 62




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