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(心)
秋田県内第1号の「精神対話士」
 悩みを抱えた人を対話を通じて精神的に支援する心のケア専門職「精神対話士」の県内第1号に、秋田市の元中学校長安藤幸男さんが認定されました。民間団体の「メンタルケア協会」が養成している資格で、教育現場などへの派遣事業を通じて、現在全国で約500人が活躍しています。

 精神対話士は、メンタルケアのスペシャリストとして平成5年にスタート。治療が目的ではなく、何らかの原因で孤独感や喪失感に苦しんでいる人を訪問し、対話を通じて本人の生きる気力の充実を支援していきます。

 安藤さんは昨年11月末に精神対話士認定試験に合格し、活動を開始。いじめや不登校、しつけ、進路、対人関係などについて電話相談のほか、求めに応じて相談者宅の訪問面談(有料)も行います。今年3月には、自らの経験を生かして安藤教育研究所(秋田市中通6丁目)を設立しました。

 協会によると、精神対話士は全国の老人福祉施設や小中学校などからの求めに応じて配置されるケースが増えているといいます。

(4月16日/秋田魁新報より)



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