本荘市は平成16年度から、聴力障害者の通院や買い物の付き添いなどを行う手話通訳員を正職員として採用しました。利用者の利便性向上などを目的に、これまで嘱託だった職員を正規採用。県内の市で手話通訳員を職員採用したのは初めてです。
手話通訳の仕事は、聴覚障害者の買い物、通院の付き添いのほか、講演会の手話通訳、手話講座の講師など。嘱託では週30時間までだった勤務時間が40時間となり、土曜、日曜の出勤も可能になりました。
本荘由利地区聴覚障害者協会事務局は、「いままでは平日でも休みの日があったが、正式採用になったことで、いつでも通訳の依頼ができるようになった。とてもうれしい」と話しています。
秋田県障害福祉課によると、県地域振興局と各市の福祉事務所で活動している手話通訳員は、全県で現在10人です。
(4月25日/秋田魁新報より) |