秋田市立秋田西中学校の三戸学教諭が、この春から、母校でもある同校卓球部の部長として奮闘しています。
出生時に脳性マヒになり、手足や会話に障害が残っていますが、4年前から卓球を始めました。県の障害者スポーツ大会では4年連続で金メダルを取る腕前で、パラリンピック出場の夢を持っています。
卓球部は約30人。三戸さんの役割は全体のまとめ役で、名簿作成や大会参加の事務作業などを担当していますが、現役選手でもある三戸さんは生徒と打ち合うのが楽しみだといいます。練習に行く際は、男子部員に着替えを手伝ってもらい、階段では介助を受けて体育館に向かっています。
三戸さんは「生徒たちには卓球をとことん好きになってもらい、自分で課題を見つけて取り組めるようになってほしい。生徒が振り返って、僕が担当で良かったと言ってもらえるように取り組みたい」と話しています。
(5月13日/朝日新聞より)