雪国でのバリアフリーを考える「ひと・まち・こころ県民ネットワーク会議」の湯沢雄勝会議が24日、湯沢市の湯沢雄勝広域交流センターで開かれた。
会議には約100人が参加。バリアフリーに関する県の施策などについての紹介の後、「雪降ったたって、おらぁ出はって行ぐど!」をテーマにしたパネルディスカッションが行われた。
関節の動きを制限するサポーターや特殊なメガネなどを着用して、犬っこまつり会場で身体障害を疑似体験したパネリストは「周囲の人の視線がとても気になった。障害者の立場になって考えてみるこのような機会を、もっと大事にしていくべきだ」と発言。
湯沢市建設部都市計画課の小嶋さんは、行政のまちづくりの観点から「障害者から指摘されるまで気付かないことが多くあった。今後も広く意見を聞きながら、バリアフリーに配慮したまちづくりを進めていきたい」と話した。
(2004年2月25日/秋田魁新報)
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