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(福祉用具)
福祉器具、受発注システム・アイデア製品一堂に
ベンチャープラザ秋田2003
 生産設備設計会社・メカテックス(本荘市)は、障害者の腕の動きを補助する「アームバランサー」を開発、発売しています。

 アームバランサーは、ひじと手首をバンドで器具に固定して使用。脳血管疾患や骨折などにより腕の筋肉が弱まった人の動きをサポートします。腕を下から支え、字を書いたり、食事する動作を補助する器具。頭の高さまで作動するため、髪をとかすことが可能。折りたたみ式で持ち運びも出来ます。

 メカテックスでは「アームの関節部分にガス式スプリングを使うなど、生産設備の技術を生かしている」と説明。開発のきっかけは、佐藤社長の知人が病気で半身不随になったこと。大手電機メーカーの下請け業務が減り、「自社製品を持ちたい」と考えていた時期でした。整形外科医や障害者による評価を受けて改良を重ね、2003年10月から、デザイン性や動作性を向上させた3号器の発売を開始。東京で開かれた福祉機器展では、「試したい」との引き合いもあったといいます。

 今後、県工業技術センターと連携して機能性を科学的に評価する予定。「軽量化を進め、動作範囲を広げた4号器を開発すると共に、現在1台24万の価格を5万円以下にすることを目指したい」と話しています。
(10月31日/秋田魁新報より)



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