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(まちづくり)
「きみまち塾」がまちづくりを考えて公開討論
 二ツ井町のまちづくりグループ「きみまち塾」の公開フォーラムが10月25日、二ツ井町の種梅ふるさとの家で開かれ、純木造建築「金山住宅」を生かしたまちづくりで知られる山形県金山町の取り組みなど、地域の特色を生かしたまちづくりの在り方を考えました。

 きみまち塾は、地場産木材を使った住宅や商店街づくりによる街並み景観整備、町内の里山に残る地域コミュニティーの研究などを柱に、「二ツ井らしさ」を再度検証しようと9月に発足。フォーラムは、県外各地のまちづくりの取り組みに学ぼうと初めて企画。町民や県内外の学生ら約60人が参加しました。

 金山町教育委員会では、交番や写真館、洋菓子店から消防署にいたるまで金山住宅にこだわった建物が軒を連ねる同街並みをスライドを交えて紹介。「景観づくりは、観光開発と異なり、住民の日常生活の延長上でできるまちづくりの一手法」と述べ、自然石や生垣を活用して道路と民家の「境界をぼかす」という美しい街並みづくりのポイントを披露しました。

 「元気な農民づくり」と題した講演では「地域おこしとは、何も派手なイベントを開くことを言うのではない。本当の意味は、地域の人々が活力を持つこと」と指摘。ユニークな視点でかつての農村社会を例に挙げ、家族や集落の単位から始まる地域振興を提案しました。
(10月26日/秋田魁新報より)



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