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(補助犬)
日本盲導犬協会秋田支所開設へ
 財団法人日本盲導犬協会の秋田支所が、秋田市に設立されます。秋田市山王で経営・財務コンサルタント会社を営む土田智子さんが「盲導犬普及で視覚障害者の社会参加を広げたい」と、協会に働きかけて実現。支所長を務める土田さんは「将来は県内での盲導犬育成も実現させたい」と意欲を見せています。

 同協会は盲導犬を育成し、視覚障害者への無償貸与を行う福祉団体。支所の事業内容は、盲導犬希望者の相談受け付けと盲導犬のあっせん、市民への盲導犬普及啓発活動など。土田さんは盲導犬の引退後の人生などを調べているうち、国内の視覚障害者への盲導犬の普及が諸外国に比べ遅れていることに気付いたといいます。「必要とする人に盲導犬は行き渡っていないのではないか」「盲導犬育成にさらに力を入れる必要があるのではないか」と考え、昨年末に同協会に働き掛け、秋田支所を設立することの承認を得ました。

 秋田県盲導犬使用者の会によると、県内で活動している盲導犬は15頭で、すべてが北海道盲導犬協会で訓練された盲導犬。同会では日本盲導犬協会の支所設立について「盲導犬普及への新たな選択肢ができたことを歓迎したい。しっかりと雪道歩行の訓練を積んだ盲導犬を求めたい」と話しています。
(12月10日/秋田魁新報より)



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