「第21回のしろであいのコンサート」が9月28日、能代市文化会館大ホールで開かれ、能代市と山本郡内の養護学校や授産施設などで障害を抱えながら自立を目指す生徒や利用者約200人が歌や踊りを疲労しました。
コンサートは、昭和58年の国際障害者年を契機にスタート。市障害者協会やボランティア団体などで組織する実行委員会が健常者と障害者の心のバリアフリーを目指して毎年開催しています。
今年のテーマは「希望にもえ、いま新しい歩みを」。例年、身体障害者や知的障害者とともに高齢者、ボランティアもステージに立ち、歌や朗読、寸劇などのパフォーマンスを共に楽しむ形式でしたが、今年は生徒や利用者たちの選曲による施設ごとの歌や踊りの発表の場に衣替え。利用者たちは施設の仲間とともに元気よく歌い上げました。能代市の通所授産施設ねむの木苑の利用者たちは、歌に引き続き「私の中の世界に一つだけのもの」と題して作文を発表。家族や友達への感謝の思いや命の大切さなどを語りました。
（9月29日／秋田魁新報より） |
