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(たばこ)
医療機関の9割が
禁煙・分煙を実施 秋田県医師会調査
 医療機関での完全禁煙は今後も進み、将来的には看護師らの採用でも非喫煙者が優先される傾向にあることが、秋田県医師会のアンケートで分かりました。県医師会では病院、診療所の禁煙対策の一環として11月から、「吸わん」を表すハクチョウ(英語でスワン)をあしらった「全館禁煙宣言ポスター」を医療機関に配布し、禁煙対策を進める方針です。

 県医師会は医療機関の禁煙実態を調べるため、6月に県内651の病院、診療所に調査用紙を送付。55%に当たる355機関から回答を得ました。それによると、「駐車場など敷地内を含めて全面禁煙」が14%、「院内では全面禁煙」が36%で半数の医療機関が禁煙を実施。喫煙室を設けるなどの「分煙」は37%、「禁煙、分煙は実施していない」も12%でした。

 今後については「完全禁煙を継続する」「完全禁煙化を目指す」が合わせて70%に上ったほか、「分煙を進めていく」も21%で、禁煙・分煙の流れは一層強まる見込み。医師や看護師を含めた病院職員の採用については「非喫煙者が望ましい」が65%を占めました。

 日本看護協会などの調査によると、日本の成人女性の喫煙率は13.4%ですが、女性看護師はこれを大きく上回る24.5%。こうした状況を受け、県看護協会は看護学生の禁煙教育にも力を入れています。

(9月22日/秋田魁新報より)



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