本荘市石脇の子吉川堤防付近に、おがくずを利用して排せつ物を分解するバイオトイレがお目見えしました。
バイオトイレは、排せつ物を便槽中のおがくずとスクリューで混ぜ合わせ、おがくずに付着した腸内細菌(バクテリア)が水と二酸化炭素に分解する仕組み。バイオトイレは水洗トイレと違って凍結の心配がなく、おがくずは土壌改良剤や肥料としてリサイクル使用できます。排せつ物と一緒に捨てられたトイレットペーパーは腸内細菌のえさとなるため、有機物分解活動が活発化します。
バイオトイレは、登山者の排せつ物による環境汚染が深刻な富士山頂にあるほか、県内では森吉阿仁スキー場の山頂ゴンドラ駅舎隣に設置されています。
(5月15日/秋田魁新報より) |