自殺予防を図る「心のセーフティーネット」がスタートしました。
県内38の民間や公的相談窓口が連携を強化、必要に応じて医療機関を紹介します。県内の自殺者は昨年、2年ぶりに500人台を突破。県健康対策課は「心の悩みや苦しみを和らげ、自殺者を1人でも減らしたい」と話しています。
相談機関はこれまで、独立した形で経済や家庭、教育などの相談に応じてきました。ネットワーク化により、さらに専門的な相談機関を紹介することがスムーズに。精神科や心療内科、小児科などの医療機関も2次相談機関として参加。自殺につながるうつ病患者への早期対応も期待されます。
相談は無料。
孤独や絶望など心の悩み、倒産した中小企業、金融の困りごと、介護や家庭問題など高齢者の悩み、人権問題、女性の性関連被害、健康や精神保健相談、職場での心の健康づくり、青少年や子供の心配ごと、障害者の困りごと、父子家庭、犯罪・暴力・迷惑行為・災害・覚せい剤、交通事故、消費生活など。
相談窓口の問い合わせは県健康対策課(電話018-860-1423)か県内の各健康福祉センターへ。
(1月21日/秋田魁新報より)
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