秋田市内で「夜間保育」を拡充する保育所が増えてきました。
市認定の保育所2施設が「24時間保育」を始めたほか、1施設が預かり時間を午前零時まで延長。いずれも病院やメーカー、大型店などの交代制勤務や急な残業など保護者の就業形態に対応した取り組み。市も保育所への支援策を検討しています。
新たに24時間保育を始めたのはカナリヤ保育園と外旭川カナリヤ保育園。従来の預かり終了時間は午後8時でしたが、保護者の要望を受けて実施。この半年間で、午後8時以降の利用者は1日平均3、4人。ほとんどは1時間前後の延長で、午後9時ごろには保護者が迎えに来ますが、午前零時まで預かるケースも月2件程度ありました。
秋田市内の24時間保育は、従来から実施している大町子供の家、どんぐりホーム、山鳩園を含め計5カ所に。
午前零時ごろまで子供を預かっているのは、くれよんハウスとあおぞら保育園の2カ所だけでしたが、若駒保育園でも従来の午後6時から午前零時に延長し、計3カ所に増加しました。それでも「午前零時すぎまで預かってほしい」という要望もあるといいます。ニーズを考え、24時間保育への切り替えを考えている保育所もあります。
市児童家庭課は「夜間保育は市民ニーズに対応したサービス。認定保育所には、何らかの支援策を考えたい」と話しています。
(1月13日/秋田魁新報より) |